平成19年4月21日-22日 HIPA恒例の見学会が会長以下17名の会員の方達の参加で、今年は初めて海を越えて『知ってそうで知らない、見てそうで見ていない-青森-』をテーマに開催されました。
弘前市内の武家屋敷や商家、重要文化財のお寺や洋風建築、前川國男の建築、青森市内では安藤 忠雄の国際芸術センター三内丸山遺跡、そして話題の青森県立美術館にも脚を伸ばしました。
今年は暖かいので、一足早い桜も期待したのですが残念ながら、弘前城の桜はまだ開花していませんでした。
青森ツアースケジュールとアンケートを添付します。
以下 河村さん鈴木さんの 皆さんへのメールのやり取りを抜粋。
■ 青森見学ツアー(4月21日、22日)
HIPA 道外へ始めての見学ツアー 簡単なご報告です
桜の開花はまだでしたがお花見気分で 盛りだくさんの見学会でした。
※ 主催 内村委員長いわく
総勢 16名 年齢的にもバランスの取れたツアー
下は 藤城建設の 山本さん 佐々木さん (共に22歳)〜
上は 50代後半の土井副会長ですが・・・
※ツアー企画 コンダクター 鈴木さん・・・・・ありがとうございました。
1日目は 青森空港から弘前へ マイクロバスで前川國男が設計した建物を巡りながらの市内観光
前川國男は日本近代建築の歴史と言われます
ル コルビュジェのアトリエに留学して帰国後 処女作「木村産業研究所」を見学 築70年
当時 スチールサッシに白い外観 コルビュジェのモダニズム建築が弘前の田舎にあるとは 驚きでした。
その後 弘前公園内にある「弘前市民会館」(昭和39年建)へ、コンクリート打ち放しの外観は 今もあせることなく見事でした
ホールには 棟方志向デザインの8M×16Mの緞帳が、これもまた モダンなデザインで圧倒されました。
おやじ連を喜ばせたのが 途中立ち寄った 重要文化財の江戸後期の商家石場酒店 銘酒とやらの試飲を何倍もおかわり、ここで 元気が出た!ネ
晩年の作品 「弘前市斎場」も火葬中で運良く?内部を見学できました。
宿泊は十和田湖畔に立つ十和田ホテル(昭和13年完成宮大工80名による建物)木造3階建て
天然秋田杉の外観や天井 格子戸には木材屋 金川さんならずとも おそれいりました。
露天風呂につかり 幻の酒 田酒で宴会 1日目は終わりました。
続きは明日・・・・・・・ 河村
青森ツアー
実は、一番盛り上がったのは
地酒を沢山置いている弘前の酒の柳田さんに寄った時でした。(汗)
皆さん一体????(笑)
それでは、明日の河村会長の2日目報告へ続く・・・・ 鈴木 紀美江
■ 青森見学ツアーNO2
<鈴木さん
実は、一番盛り上がったのは
地酒を沢山置いている弘前の酒の柳田さんに寄った時でした
そうでした
田酒は弘前でも 取り扱う店があまりなく
福原さんが 必死で探し当てたのです。・・・・ね
記憶が薄れないうちに
青森ツアーNO2 にいきます
2日目は あいにく雨模様(晴れ男 金川さんの電池切れのようです)
霧に咽ぶ十和田湖をあとに 奥入瀬渓流〜八甲田山雪の回廊をぬけ、バスは 青森へむかいます。
安藤忠雄 設計の 「国際芸術センター」
もちろん鉄筋コンクリート造 広大な敷地に 展示棟 創作棟 宿泊棟に野外ステージ 野外彫刻散策路もあり 札幌の「芸術の森」 青森版ですね
自然環境の中に 建物を埋没する 「見えない建築」を目指す安藤建築は建物がアートです
130メートルの直線の創作棟は 谷間に橋をかけるように造られており
(こんなに金のかかるところに 建てるなよ!) と 後ろで 思わず施工屋の嘆きが
昼食の後は 今回のメインイベント?
「青森県立美術館」 青木淳 設計
外壁レンガを白く塗装 内部も全て 潔いほど白・白 バックヤードの事務室 館長室まで見学させてもらいました。
雑誌等にたくさん掲載されていますし 知っているようで スケール感やディテールは
写真では わからないものです やはり自分の目で見なくては
青森を代表する 棟方志功や奈良善智の常設展示もあり 見ごたえ十分
たっぷり 2時間は見学したでしょうか
もちろん 巨大な あおもり犬(コンクリート造)にも ご挨拶してきました・・・・
このあと タイムスリットして すぐ隣りの敷地にある 日本最大級の縄文集落跡の遺跡へ
なんとも 見所満載のツアーでした。(長文になりましたのでこの辺で〆ます)
鈴木さん あらためてありがとうございました。
河村
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>青森ツアーアンケートPDF